手軽に持てるゴールドカードおすすめランキング

ゴールドカードは年会費がピンきりですが、一般カードやプラチナカード、ブラックカードなど、全てのカードのランクの中で、最もコスパが重視されるランクだと考えます。海外に行かれる方は保険の面でほぼ必携と言われるのもこのゴールドランクです(それ以下だと補償額があまりにも心もとない)。

「年会費を払ってもいいけど、その分のサービスがついているんだろうな?」という観点から当サイトの管理人である筆者自身も見直したいと思ったので、この機会に各ゴールドカードのメリットとデメリットを一気にまとめてみます。実際に筆者が検討したもの(保有しているもの)が中心です。

ここでは、出来るだけ各ゴールドカードのネガティブな面をメインで綴っていきたいと思います。ネガティブな意見を見ても作りたいと思えたカードを作れば良いのではないでしょうか。検討したのは以下のカード。

カード名年会費(税込)主な特徴
セゾンゴールドプレミアム11,000円条件達成で永久無料ポイント/優待/格安
エポスゴールドカード5,000円条件達成で無料ポイント/格安
三井住友カード ゴールドNL5,500円条件達成で永久無料ポイント/ブランド/格安
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード31,900円ブランド/優待/旅行保険/ラウンジ*
JAL CLUB-Aゴールドカード17,600円ポイント(マイル)/旅行保険
ANA VISAワイドゴールドカード15,400円ポイント(マイル)
TRUST CLUB ゴールドカード13,200円旅行保険/ラウンジ*
JCBゴールドカード11,000円ブランド/旅行保険
楽天プレミアムカード11,000円ポイント/ラウンジ
ビューゴールドプラスカード11,000円優待
dカードGOLD11,000円ポイント/優待/旅行保険
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード11,000円優待
三菱UFJカード ゴールド2,095円ブランド/格安
イオンゴールドカード無料格安
  • ブランド・・・プロパーカードの上位カードでステータス性がある。
  • 優待・・・独自の優待がお得、便利。
  • 旅行保険・・・ゴールドカードは基本的に旅行保険が充実しているが中でも内容が充実している。
  • ポイント・・・ポイント還元率1%以上。
  • ラウンジ・・・世界中のラウンジが使い放題のプライオリティ・パスが付いている。*マークはスタンダード会員で1回27ドルかかるコース。
  • 格安・・・カードフェイスは黄金ですが、ゴールドカードらしからぬ年会費。

長いので気になるものだけピックアップすることをおすすめします。

セゾンゴールドプレミアム(SAISON Gold Premium)

出典:セゾンカード公式

カードフェイス
国際ブランドVISA/Mastercard/American Express
年会費11,000円(税込)年間100万円以上使えば、翌年度以降、年会費が永年無料。
還元率0.5%
ポイント名永久不滅ポイント
海外旅行保険最高1000万円(利用付帯)
国内旅行保険最高1000万円(利用付帯)

良いところ

  • 年間100万円以上使えば、翌年度以降、年会費が無料になる。
  • 大手映画館が月に3回まで1,000円で利用可能。
  • セブン−イレブン、ローソン、スターバックス、珈琲館、ベローチェ、カフェ・ド・クリエで最大5%還元。

悪いところ

  • 年間100万円以上使わない方なら元を取るのは難しいので要検討。
  • コンビニ / カフェで最大の還元率を実現するためには年間30万円の利用が必要。

総評

セゾンゴールドプレミアムはセゾンカードが2022年7月末に発行を開始したゴールドカード。

年間100万円以上を1回でも使ってしまえば翌年度以降ずっと無料で持てるカードです。メタルサーフェス加工でゴールドの輝き方が他のゴールドカードと違います。

特に大手映画館(TOHOシネマズ / ユナイテッドシネマ/  松竹 / MOVIX)で月に3回まで1,000円で映画が観れる特典は大きい。一度年間100万円利用を達成して年会費永年無料にしまえば、映画好きにはたまらないカードかと。個人的には映画好きとしてイチオシしたいところ。

また、特約店がコンビニだけではなく、スターバックス、珈琲館、ベローチェ、カフェ・ド・クリエも対象なのが嬉しい(デフォルト2.5%還元、30万円の利用で最大5%還元)。

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エポスゴールドカード

出典:エポスカード公式

カードフェイス
国際ブランドVISA
年会費5,000円(税込)年間50万円以上の利用で翌年度以降永年無料。インビテーションで作った場合も無料。
還元率0.5%
ポイント名エポスポイント
海外旅行保険最高1000万円
国内旅行保険なし

良いところ

  • 招待されて作れば無料で持てる。
  • 年間50万円使えば、翌年度以降永年無料で持てる。
  • ただなのに国内の主要空港のカードラウンジ、仁川、ホノルル空港のラウンジを利用可能。
  • 自分の用途に合わせてポイント3倍の店舗を選べる。
  • ポイントアップ店登録でSuicaチャージ1.5%還元などポイントアップにかなり使える。

悪いところ

  • 招待を待つ必要がある(初年度無料ではないので、自ら申し込んだ場合は必ず初年度には5,000円を支払わなければならない)。
  • 旅行保険がもう少し付いていたら・・・。
  • ステータスはない。

総評

マルイをよく使う方ならエポスカードは保有していると思いますが、そのエポスカードを利用し続けると招待が来るカード。

通常のエポスカードも多数の優待があるが、加えて、ポイントを3倍(還元率1.5%)にする店舗を3つ、自分で選ぶことが出来る。

さらに招待されて作った場合、年会費完全無料でありながら、国内空港のラウンジ、さらに仁川空港、ホノルル空港のラウンジも利用可能。

全体的にとても優秀なのですが、旅行保険だけはとても心もとないので、コレ1枚で海外に行くことは避けることをおすすめします。

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三井住友カード ゴールド(NL)

出典:三井住友カード公式

カードフェイス
国際ブランドVISA/Mastercard
年会費5,500円(税込)年間100万円以上使えば、翌年度以降、年会費が永年無料。
還元率0.5%
ポイント名Vポイント
海外旅行保険最高2000万円(利用付帯)自動付帯分も最高300万円付帯。
国内旅行保険最高2000万円(利用付帯)自動付帯分も最高300万円付帯。

良いところ

  • 年間100万円以上使えば、翌年度以降、年会費が無料になる。
  • 年間100万円以上使えば、10,000ポイント(10,000円分)が貰える。
  • セブン−イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルド、すき家などでスマートフォンでタッチ決済をすれば最大7%還元(一部対象外&コンタクトレス未対応の店舗除く)
  • ナンバーレスカードなのでセキュリティが高い。
  • 世間的にはしっかりしたクレジットカードのイメージが強く、どこで出しても恥ずかしくないカード。

悪いところ

  • 年間100万円以上使える方なら(特にポイント還元の面で)良く出来ているため特になし。
  • 年間100万円以上使わない方なら通常の三井住友カード(NL)で充分。
  • 特約店以外の通常還元率が低い。

総評

三井住友カード ゴールドは以前は凡庸なゴールドカードでしたが、2021年7月1日にナンバーレスカードの三井住友カード ゴールド(NL)がスペックアップして誕生しました。従来の番号の記載がある三井住友カード ゴールドもまだ選択可能ですが、今ならよほどの理由がない限り、ナンバーレスが良いかと思います。

↓の画像は番号記載ありのタイプ(ナンバーレスは表面に姓名の記載もありません)

セゾンゴールドプレミアム同様に、年間100万円以上を1回でも使ってしまえば翌年度以降ずっと無料で持てるというのは精神的にも嬉しい。かつ、100万円以上使えば、ポイント還元に加えて、10,000ポイントのボーナスポイントも貰えるのでさらに嬉しい。

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アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

出典:アメリカンエキスプレス公式

カードフェイス
国際ブランドAmerican Express
年会費31,900円(税込)
還元率0.3%
ポイント名メンバーシップリワード
海外旅行保険最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険最高1億円(利用付帯)

良いところ

  • 旅行保険が充実している。
  • 個人事業主などでも作りやすい。
  • 2人で食べて1人分無料のグルメベネフィットは使いこなせればお得。
  • 海外で強い。
  • モテそう

悪いところ

  • 年会費高い。コスパ悪い。
  • ゴールドとか言いながら実質他のカードのプラチナ。
  • 独り身だとグルメベネフィットを使いこなせない。
  • ベタすぎる?
  • ポイントが貯まらない。

総評

筆者は個人事業主という立場からゴールドクラスのクレジットカードが作りにくい時期にお世話になり、今も保有し続けています。未だに芸能人などの保有率は高いためか、お店で出して悪い印象を出すことは殆どないと考えられるかと。ブランド力で保有する面が大きいカードであることは間違いありません。

ただ、コスパは相当悪いので、お得度を考える方は他のクレジットカードにしたほうが無難。特に独り身で異性との交流がないようでしたらグルメベネフィットを使い切れずに年会費を捨てることになります。

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JAL CLUB-Aゴールドカード

出典:JALカード公式

カードフェイス
国際ブランドVISA/MasterCard(三菱UFJニコスとの提携)/JCB(JCBとの提携)/AmericanExpress(AMEXとの提携)
年会費17,600円(税込)AMEXは20,900円(税込)
還元率2.0%1ポイント2マイル換算
ポイント名JALマイル
海外旅行保険最高5000万円(自動付帯)JCBブランドは最高1億円(半分自動付帯、半分利用付帯)。
国内旅行保険最高5000万円(自動付帯)

良いところ

  • ボーナスマイルが多い。(入会ボーナス5,000マイル。毎年初回搭乗ボーナス2,000マイル。搭乗毎のボーナスフライトマイルの25%プラスなど)
  • ショッピングマイルプレミアム込みなので、年会費はそこまで高く感じない(マイルがデフォルトの状態で通常のJALカードの倍貯まる)。
  • 海外旅行保険が海外航空便遅延お見舞金制度や家族特約など充実している。

悪いところ

  • 飛行機にあまり乗らない陸マイラーだと年会費の元を取るのは大変。
  • 発行日数が4週間ほどかかる。

総評

JALマイルを貯めたい方なら必携ともいえるクレジットカードなので、悔しいことにあまり非難するポイントが見つからない。他に選択肢がないというのは正義。

ANAマイルよりもシンプルに貯めやすいので、JALマイルを貯めると決めているならおすすめ出来ます。ただし発行日数は4週間以上かかるという難点も。

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ANA VISAワイドゴールドカード

カードフェイス
国際ブランドVISA/MasterCard
年会費15,400円(税込)
還元率2.0%1ポイント2マイル換算
ポイント名Vポイント
海外旅行保険最高5000万円(利用付帯)最高1000万円分自動付帯。
国内旅行保険最高5000万円(利用付帯)最高1000万円分自動付帯。

良いところ

  • 1ポイント=2マイルコース(通常年会費別途6,600円(税込))込みで、コスパは高い。

悪いところ

  • ソラチカカードなくなった・・・。

総評

ANAマイルを貯めるなら筆者ならこのANA VISAワイドゴールドカードを作ります。年会費もかなり安く抑えられるのでコスパは高いと言えるでしょう。

ただ以前はソラチカカードというカードと連携してよりお得な技があったので、その時と比べると魅力は下がっています。

TRUST CLUB ゴールドカード

カードフェイス
国際ブランドVISA/MasterCard
年会費13,200円(税込)
還元率1.0%
ポイント名TRUST CLUBリワードプログラム
海外旅行保険最高7000万円(利用付帯)
国内旅行保険最高7000万円(利用付帯)

良いところ

  • 還元率が平均して高い。
  • 旅行保険が利用付帯ではあるが、ゴールドカードの平均である5000万円より高く、家族特約も付帯している。
  • 楽天EdyやモバイルSuicaへのチャージでポイント付与。
  • 家族カード無料。

悪いところ

  • 誰も知らない。
  • 地味。
  • なんでDinersClubカードじゃないの?って言われる。

総評

現在日本でDinersClubカードを発行している三井住友トラストクラブのゴールドカード。年会費は高めではありますが、家族カードを発行されるような方なら特に、お得に使えるクレジットカードです。

旧シティゴールドカードからの後継カードですが、まだ知名度は低く、ゆえに、ステータス面に不安は残るかも。あとカードフェイスがとてもキラキラしているのもちょっと気になる。

結論

というわけで、筆者が実際に検討した各ゴールドカードの特徴を独断と偏見込みで羅列してみました。

羅列してきて、悪いところがあまりない、多くの人におすすめ出来るなと筆者が考えたゴールドカードは三井住友カード ゴールド(NL)か、エポスゴールドカードです。いずれもゴールドカードであるにも関わらず、条件次第で年会費が無料にできて、さらにポイント面で優遇が大きいというのが特徴になります。

育てることでプラチナカードやTHE CLASSといった先があるJCBゴールドも良いなと思います。ただし、海外では弱すぎるので、ヨーロッパなどでは別のカードを使いますが、国内において、いわゆるゴールドカードというランクに対する要求は全て満たしていると言えるでしょう(筆者はゴールドカードには旅行保険の充実度を強く求めているというのもあります)。

もちろんこれはあくまで誰にでもおすすめ出来るゴールドカードを考えた場合で、例えばJALマイルを貯めるなら加えてJAL Club-Aゴールドカードを作ります。ご自身のニーズに合わせて考慮してみてください。その際に上記の意見の羅列が多少の参考になれば幸いです。

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